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[第5週 振り返り] プレイフルな引用文


#1

今週の読み物やビデオから特に興味をもった引用文をひとつ選んでください。

  • どの引用文を選びましたか?
  • どうしてその文を選びましたか?
  • その文があなたの行動にどう影響を及ぼしそうですか?

[Week 5 Reflection] Playful Quotes
#3

「プレイグラウンドで遊んでいる子どもたちを見ると、自分たちでアクティビティーやゲームを作っているのを必然的に見ます。そのプロセスで彼らはクリエイティブな考え方ができるようになるのです。」

前にも書きましたが、幼児の遊びを見ているとほんとにクリエイティビティの塊だな~と感心させられます。ミッチの言うように、彼らは常に新しいことに挑戦し、実験を繰り返し、限界をテストし、リスクを負うことに躊躇しません。

ですので、クリエイティブな考え方のできる子どもたちを育てるためには、大人がクリエイティブな考え方を子どもに授けるような必要はなくて、子どもたちが生まれつき持っているクリエイティビティを成長してもそのまま維持できるよう、環境を整えてあげることが大切なのかな~と思います。


#4

「目標が創造的思考であるならば、ステップバイステップの指示は最終的な目的地ではなく、途中の足がかりに過ぎません。」

この引用からだけではないのですが、今回の教材を見て、ピアノの習い事に通う子どもたちのことが頭に浮かんできました。

日本ではピアノの習い事に通う子どもが多いですが、ショパンなどの難しい曲を弾くテクニックがあるのにもかかわらず、オリジナル作品を作ることは全然できない、という人をよく見かけます。

なぜそういうことになるのか想像すると、ピアノの弾き方を学ぶときに、先生の指導に忠実に従うばかりで、ピアノを使って自由に遊ぶ時間が全然ないからなのではないでしょうか。

ですのでクリエイティブな子どもたちを育てるには、教えた知識や技術を使って自由に遊ぶ時間をたっぷり与えてあげることが大切なのではないかと思います。


#5

同じようなことが日本の受験勉強にもいえると思います。

私はかつて中学受験塾で働いていたのですが、子どもたちに大量の暗記を強いて自由に遊ぶ時間を与えないことが、子どもたちからクリエイティビティを奪っているのではないかという気がしていました。

私が最近始めた塾では、知識等を教えるトップダウンのアプローチはできるだけ最小限にして、子どもたち自らが試行錯誤しながら知識やノウハウを発見していくボトムアップのアプローチを最大限に活用していきたいと思っています。


#6

連投になってしまい申し訳ありませんがもう一点。

「私たちは「プレイ」の態度に焦点をおかなければなりません。」

もしかしたら来週のテーマになるのかもしれませんが、私の理解では、ゲームで遊んだり、ショパンを弾いて楽しむ人たちは、世界に対する態度が「消費者(コンシューマー)的」で、何か答えのないものを作りながら楽しむ人たちは、「生産者(クリエイター)的」だと思っています。

小さな子どもたちはみんなとても「生産者的」ですが、大きくなるにしたがってだんだん「消費者的」な態度をとるようになり、大人になっても「生産者的」である人はあまり多くはいません。

クリエイティブラーニングは世界に対して「生産者的」に関わろうとする人たちをもっと増やそう、という試みでもあるのかな、と思いました。私もまた、そういう子どもたちを一人でも多く育てて社会に送り出したいな、と思っています。


#7

「ティンカラーたちは、ラピッドプロトタイピングとイテレーションの信奉者です。」が印象的でした。
ティンカリングは、子どもの創造性を引き出す学習アプローチと思っていましたが、なかなか奥が深いですね。


#8

一文ではなく二文ですが。
「学校はティンカリングよりも計画の価値の方を強調する傾向があります」
「彼ら(ティンカラー)が効率を失う中で得るものは、創造性と俊敏さなのです」

私は子どもの教育に携わっていないので大人視点になりますが、「計画」を重視する社会(環境)で育ったため、計画し計画どおりに進むことがベストだと考え、逆に、曲がり道や回り道をよくないと考えてしまう結果、創造性と俊敏さを失っていく今があるのではないかと思いました。

少し前に、自分が試行錯誤を当然のプロセスというより「厄介なもの」と認識してしまうことで、本来は不要なストレスが増えることに気づき、マインドセットを変えました。気持ちがかなり楽になっただけでなく、問題にポジティブに向き合えるようになった気がします。

今回、私がはじめに考えていたよりはるかに「プレイ」が奥深かったことがわかり、なんというか、ココだよね!という感じです。


#9

私もピアノをずっとならっていたので、おっしゃることわかるような気がします。ピアノのレッスンにあるような、先人が作った作品を学び、その意図を解釈し、それを再現し、人に聴ける形にすること自体は、アートだと思うしそれ自体がものすごく深い、rewardingな学びの機会でもあると思うのですが、子どもの最もポピュラーな習い事だと考えると、音楽を作ったりして「遊ぶ」時間があまりなかったのは確かにおかしな感じがします。そう考えると型を学ぶこととクリエイティブラーニング的な探索型の学びは、上手く対になるといいのかもしれません。


#10

わかる気がします。試行錯誤を面倒くさいこと、余計なことと、学習者自身が感じてしまうことは、私自身も身に覚えがあるし、学生さんをみていても感じることがあります。おっしゃるように、それを学びのプロセスとして見つめ直すことは、気持ちが楽になるだけでなく、実は学べることの幅が多いことに気づくきっかけにもなるような気がします。そのマインドシフトを学習の場でどうやったらいいのだろうかと考え始めました。


#11

確かにそうですね!

私はさらに、「型を学ぶこと」と「作って遊ぶこと」はお互いに相乗効果を生むと思っています。型を学ぶことによってもっと面白いものが作れるようになり、作って遊ぶことによって型の奥深さ、素晴らしさがさらにわかってくる、というような。。

例えば私は若いころはバッハを聴いてもなんだか一本調子で退屈だな~と思っていましたが、作曲をするようになってからもう一度バッハを聴いてみると、いかに一音一音が考え抜かれて配置されているか、また、いかに遊び心にあふれていて刺激的な音楽か、ということが少しずつわかってきました。これは聴いているだけ、もしくは弾いているだけでは気づかなかったことなのではないかと思っています。


#12

はじめてコメントします。この章の内容が個人的には一番おもしろかったです。

“真のティンカラーたちは、その最初の探究(ボトム)を、集中したアクティビティ
(アップ)に転換する方法を知っているのです。”

この引用文でいう「ボトム」からの脱却ができなくて、
もしくは時間がかかるので先が見えないために
大人にとって「遊び」にしか見えないケースはよくあると感じています。
※わたしはこども向けプログラミング教室で働いています。

プランナー(計画者)をトレーニングするような教育があるように、
こどもたちを真のティンカラーに変化させるには
(そもそもこどもは生まれつきティンカラーだという思想であれば、
こども本来の姿に戻すという表現の方が正しいかもしれませんが)
どのようなアプローチがあるのでしょうか。

教育者側においては、こどもに対する「問い」や「インプットのためのヒント」が
重要だと私は考えています。
また、そのためには「学習者一人一人を観察する力」も必要です。

“学習者たちはいろいろな意味でお互い違っています。何人かはパターナーで、何人
かはドラマチストです。何人かはプランナーで、何人かはティンカラーです。何人かは
文章で自分を表現するほうを好んで、何人かは画像を好みます。”

その学習者にとって、もっともPassionをもてる方法を理解することが大事ですね。
パターナーとドラマチストのような、こどもの遊びの特性をどう見るかについても
もう少し学んでみたいと思いました。


#13

確かにそういうケースはよくありますね。
私はティンカリングの中で子どもたちが何かを発見したら、ノートにそれを書かせるのがいいかな~と思っています。
子どもたちが後から振り返るのにも役立ちますし、親御さんにも「遊んでいるだけじゃないんだ」と安心してもらえるように。


#14

私も日々試行錯誤中ですが、なかなか手が動かない子どもにはいくつかのパターンがあると思います。

まずは、間違えることを恐れているパターンで、このタイプの子どもはおそらく、学校や家庭で間違えたことをして笑われたり、怒られたりした経験があるのではないかと思いますが、まずはその恐怖をなくしてもらえるよう声がけをしてあげることが大切かなと思います。「間違えてもいいんだよ」「むしろ間違えた方が次にどうすればいいかがわかるよ」等というような。。

次に、自信を喪失して引っ込み思案になっているパターンがあって、おそらくどこかでダメ出しをされた経験を引きずっているのだと思いますが、このタイプの子どもには、「君のアイディアはすごい!面白いね!」というような、自信を回復させるような声がけが必要かなと思います。

その他にも、そもそも何に対しても興味が薄いパターンや、興味は持つけれどもすぐ飽きてしまうパターンなどもありますよね。saorinrinrinさんや皆さんのアプローチについてもお聞きしてみたいです。


#15

この辺についてももう少しお聞きしてみたいですね!
どのような「問い」や「インプットのためのヒント」が有効だとお考えですか?


#16

Edith Ackermannがおまけのビデオのなかで、物事の違う側面が見えないティンカリングはおもしろくない、と述べています。それはティンカリングにおける振り返りの大切さにもつながっているのかなと思います。親御さんにももちろん、本人がティンカリングの価値を認識できるように、ノートとに書き出すというのはいい方法かもしれませんね。


#17

先週のアンハングアウト(オンライン会議)で私が参加したグループのなかで、大人だけじゃなくて子ども本人が「成果につながらない」としてティンカリングになかなか取り組もうとしないという話があがっていました。それも一つのパターンではないでしょうか。元をたどると成果ばかりを気にする先生や保護者の影響なのかもしれませんが、プロセスの中に価値があることを学習者本人にわかってもらう、実感してもらうことと、さらにそれをしっかりと周りが学習成果としてみとめてあげることが、ティンカリングを促すヒントなのかなと思いました。


#18

そこが大切ですよね。ティンカリングの過程で思いもよらなかったものができる楽しさを感じてもらうには、大人も一緒になって楽しむことが大切かな~と思います。大人が心から楽しんでいる様子を見れば、子どももやってみたくなりますよね。そして、ティンカリングの過程をしっかり学習成果として認識してもらうためには、一緒になって振り返りをして、何かに記録をつけることも大切だと思います。


#19

ノートに書き出すと、また何周かしたあと振り返ることができることもいいですね。
今の子どもたちの場合、自分で解説しながら動画をとって共有手段も身近かもしれないと思いました。
私はこどもたちがScratchで自分の作品を初めてシェアするときに
「タイトル」や「説明文」を書くことを促すのですが、
それが「制作過程でもっとも自慢したいこと」を考えるため、プロセスの振り返りになることもあり、
作りかけや実験途中でもいいから「シェア」してみるという文化もおもしろいなぁと思っています。


#20

間違えることを恐れいているパターン、自信がないパターン、
成果につながらないことをやらないパターン、たしかにあるなぁと感じます。
「何か完成させないと」「何か成果をあげないと」と無意識のプレッシャーはあるかもしれません。
ときには、「今日は完成させない日」と決めて取り組むような
解放された時間も大切だと思いました。


#21

「問い」 や「インプット」のあり方としても私も「大人も一緒になって楽しむ」が重要だと思います。
失敗したときに失敗を笑い飛ばしてそのまま発展していくような姿勢、のような。

たとえば、Scratchでチュートリアルの通りにゲームをつくっていた子がいるのですが、
チュートリアルを見誤って「y座標」を変えるべきところを「x座標」でつくってしまったため
ジャンプするはずの敵キャラクターが変な動きをしてしまいました。
そのときに、ジャンプの機能を完成させるために「y座標」に訂正させるのではなく、
変な動きを「こっちの方がゲームとしておもしろいかもよ?」と声かけすることで
x座標の動きを活用したキャラクターの動きを複数パターン作り始めました。
結果的にチュートリアルと全然別の完成作品にはなりましたが、
チュートリアル通りにつくるよりも自分で座標をいじって、変えていく必要があったので
作品構築においても座標理解においても「自分のもの」になったのではないかと思います。

「失敗」になりそうな体験のときこそ、アプローチのチャンスですよね。